サンギ化成品

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ハイドロキシアパタイト

「HAP」とは

 人の骨の60%、歯のエナメル質の97%、象牙質の70%がハイドロキシアパタイトという天然のリン酸カルシウム「HAP」[Ca10(PO4)6(OH)2]からできています。合成ハイドロキシアパタイトであっても、人体になじみやすい、安全性の高い生体材料です。またその合成法により、様々な特性を持たすことができます。

 この高い安全性から工業用原料、食品添加物、化粧品原料、医薬品原料、人工骨などの生体材料までに使用されています。

特徴

  • ハイドロキシアパタイトは哺乳類の骨と歯の主成分です。
  • 食品指定添加物であって、人体への吸収が最も良いと言われているカルシウムとリンの比率です。
  • 食することにより、骨の強度を高めます。
  • ガムベースやゼラチン・ペクチン等ゲル化剤への分散が容易です。
  • 炭酸カルシウムと異なり、胃酸に溶けても発泡しないため、食した後の不快感がありません。
  • 低温・高温殺菌を行っても変化を起こしません。

製品一覧

サンギはお客様の用途に合わせて各種グレードを用意しています。

グレード

用途

アパリン

化粧品

アパメド

医薬品の賦形剤・増量剤または人工骨、人工歯根等の生体材料(研究用)

アパカル

食品指定添加物

アパゲン

無機フィラー等、工業用原料

※アパリンは医薬部外品原料規格2006に適合しています。

 

製品開発

 サンギは30年以上ハイドロキシアパタイトを研究し独自の技術、独特な製造方法を確立し、現在も進化し続けています。
 化成品チームは粒子形状(球状、板状、ほおずき状等)、粒径、表面積等を制御することでお客様のご要望に答える製品づくりを心掛けています。

HAP粒子のSEM写真(例:球状、板状、ほおずき状)