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銀系無機抗菌剤「アパサイダー」

工業品用抗菌剤の安全性・許認可

安全性

 抗菌剤を正しく使用するには、人体・環境への有害性を認識した上で取り扱いに注意を払う必要があります。抗菌剤配合商品を開発する上で抗菌剤は優れた安全性が要求されます。アパサイダーAK/AWは各種安全性試験結果から優れた安全性をもつ抗菌剤です。

安全性項目

評価結果

AK

AW

急性経口毒性

>5,000mg/kg

>5,000mg/kg

皮膚一次刺激性

軽度の刺激性(P.I.I.:0.13)

軽度の刺激性(P.I.I.:0.04)

皮膚感作性

陰性

陰性

変異原性

陰性

陰性

 

 急性経口毒性試験で示す数値は雌雄ラットに試料物質を投与した際、半数を死亡させる質量です。塩化ナトリウムは一般的に>3,000mg/kgであることから比較すると、アパサイダーAK及びAWはその安全性が非常に高いことが分かります。

許認可

EPA(米国環境保護庁, U. S. Environmental Protection Agency)

 人の健康及び大気・水質・土壌等に関する環境の保護・保全を目的とした米国の機関です。大気汚染、水質汚染、残留農薬等による食糧汚染や環境汚染を起こす有害化学物質の拡散防止や対策等の活動をしています。

 アパサイダーAK、AWはEPAの厳しい安全性試験をクリアーした抗菌剤です。用途は樹脂フィルムやシート、塗料、紙加工品(食品包装紙・食品接触等を除く)、繊維、織物、不織布、接着剤、柔軟性チューブ等幅広く使用できます。

EPAの登録番号

製品

登録番号

AK 68317-1, 4
AW 68317-2
 

EPAの登録範囲

用途

材質

フィルム

ポリエチレン(PE), ポリプロピレン(PP), ポリ塩化ビニル(PVC), ポリウレタン+ポリエステル(URE+PET)

(食品包装材料と水道管を除く)

塗料(水系・溶剤系)

内装用と家具用

繊維

ポリエチレン(PE), ポリエステル(PET), ナイロン(PA), アクリル(PMMA), ポリウレタンとポリエステル(URE & PET)

シート

メラニン(MF), エポキシ(EP), フェノール(PF), ポリカーボネート(PC), ポリウレタン(URE), アクリル(PMMA), アクリロニトリル+ブタジエン+スチレン共重合体(ABS), ポリ酢酸ビニル(PVA), ポリ塩化ビニル(PVC), ポリエステル(PET)

加工紙

セルロース、強化紙等

布地・織物・不織布(仕上げ剤、練り込み)

ポリプロピレン(PP), ポリエチレン(PE), ポリエステル(PET), ポリ塩化ビニル(PVC), ポリエステル+ナイロン(PET+URE)

柔軟性チューブ

シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC), ポリエチレン(PE)

(食品との接触を除く)

接着剤

天然ゴム、合成ゴム(食品との接触を除く)

 

SIAA (一般社団法人抗菌製品技術協議会)

 抗菌剤や抗菌加工製品メーカー、抗菌試験機関等が集まってできた団体です。
 アパサイダーAW、AK及びZはSIAA登録製品です。
 アパサイダーの最小殺菌濃度データ、安全性試験データ、安全性データシート(SDS)をSIAAに提出し、当団体の厳しい抗菌性能・安全性等の基準をクリアーしています。

SIAAの登録製品名とコード

製品名

登録コード

AW JP0111013A0001J
AK JP0111013A0002K 
Z JP0111013A0003L
 

 情報はSIAAのホームページでご確認でき、消費者等への発信されています。
 また、SIAA会員の抗菌剤及び抗菌加工製品に関しては、抗菌性、安全性、適切な印としてSIAAマークをガイドラインに沿って使用できます。これらのマークを付した抗菌加工製品は品質と安全性の証として日本国内だけでなく、アジア、欧米等世界へ広がりを見せています。