銀系無機抗菌剤「アパサイダー」

    HOME > アパサイダー

「アパサイダー」とは

「アパサイダー」とはリン酸カルシウムに金属銀を担持させたユニークな抗菌材料であり、有機系抗菌剤や銀イオン系抗菌剤と比較して様々なメリットがあります。

製品一覧

サンギはお客様の用途に合わせて各種グレードを用意しています。

グレード

用途

AW

工業用原料(汎用タイプ)

AK

工業用原料(微粒子タイプ)

Z

工業用原料(微粒子タイプ)※

AW-N

化粧品、トイレタリー製品等(医薬部外品を含む)用防腐剤代替品(汎用タイプ)

C

化粧品、トイレタリー製品等(医薬部外品を含む)用防腐剤代替品(微粒子タイプ)

※Zのみ亜鉛系抗菌剤になります。

 

特徴

・抗菌スペクトルが広い
・防腐剤の使用を避けることが可能
・抗菌作用の持続性が高く、製品を長く清潔に保つことが可能
・着色・退色・変臭等がなく、製品状態の美しさを保つことが可能
・毒性・皮膚刺激性がほとんどなく、化粧品、トイレタリー製品等に使用が可能
・耐熱性・安定性が高く、合成樹脂・紙等幅広い材料に応用が可能
・EPA(米国環境保護庁)の許認可を受けており、加工製品の輸出が可能

 

「抗菌」とは

菌制御の定義

現在販売されている抗菌加工製品でいう「抗菌」とは「製品の表面における細菌(真菌類を含む)の増殖を抑制する状態」のことです。微生物を死滅させる「殺菌」や微生物を除去する「除菌」とは異なる機能です。
 下記に抗菌、滅菌、殺菌、消毒、除菌の違いについてまとめます。

用語

定義

抗菌

製品の表面における細菌の増殖を抑制する状態1) ≒制菌2)

滅菌

物質中のすべての微生物を殺滅または除去する3)

殺菌

物質中の一部またはほとんどの微生物を殺す4)

消毒

生存する微生物の数を減らすために用いられる処置法で、必ずしも微生物をすべて殺滅したり除去するものではない5)

除菌

対象物から増殖可能な細菌数(生菌数)の有効量を減少させること。ただし,カビ・酵母等の真菌類は含まない6)

 

【出典】
1) JIS Z 2801, ISO22196
2) JIS L 1902
3) 第一六改正 日本薬局方 一般試験方法 P128
4) 日本石鹸洗剤工業会 ウェブサイト
5) 第一六改正 日本薬局方 微生物殺菌法 P2041
6) 日本石鹸洗剤工業会 住宅用合成洗剤及び石鹸の除菌活性試験方法

一般的な「抗菌メカニズム」の仮説

抗菌剤はその化学構造によって微生物に対しての作用が異なりますが、抗菌メカニズムに関しては様々な説が提唱されています。代表的なものは以下のいずれか、その組み合わせです。


抗菌物質が...

1.微生物の表面に吸着し、細胞膜の様々な機能を阻害
2.細胞膜と細胞壁を破壊して穴を空け、細胞内物質を漏洩させる(以下参照)
3.細胞内に侵入して細胞内物質を直接編成し、またはその機能を阻害
4.細胞膜に保持されていた呼吸酵素群を不安定にして呼吸を阻害
5.細胞のDNA及びRNAの遺伝子合成を阻害し、または転写酵素を阻害
  (細胞の様々なたんぱく質の合成を阻害)
6.光励起して作られたヒドロキシラジカルによる殺菌等、その他の作用

 

【出典】抗菌技術と市場動向2016 P176-177(シーエムシー出版)

上図は一般的な抗菌剤のメカニズムの例です。抗菌物質が細胞膜と細胞壁を破壊し、穴を空けて、微生物を死滅させることによって抗菌効果をもたらします。