銀系無機抗菌剤「アパサイダー」

化粧品用防腐剤代替品の保存効力

 アパサイダーAW-N及びCと代表的な防腐剤であるフェノキシエタノールとの保存効力を以下の試験により微生物学的に評価、比較しました。

【試験方法】
 試験対象を含む溶液に試験菌種を強制的に接種・混合し、経時的に試験菌の
消長を確認します。
 分析機関:丸三製薬バイオテック株式会社

試験菌種

接種菌数(cfu / g)

大腸菌 1.4 × 106
緑膿菌 8.3 × 105
黄色ブドウ球菌 7.3 × 105
カンジダ 5.7 × 104
コウジカビ 5.9 × 104

 

試験溶液の組成

配合量(%)

AW-NまたはC

or

フェノキシエタノール

0.1, 0.01

0.01
増粘剤※) 0.2
残余

※製剤を均一化させるために増粘剤を使用

 

 

【評価基準】

 日本薬局方に準拠した各種微生物に対する判断基準を下記に示します。

微生物

判定基準

14日後

細菌

接種菌数の1%以下

真菌

接種菌数と同レベル若しくはそれ以下

 

【評価結果】
 代表的な防腐剤(フェノキシエタノール)と比べて、アパサイダーC及びAW-Nは0.1%、0.01%濃度の場合のコウジカビ以外の各菌種への優れた防腐効果を確認した。
 

強い防腐効力 ○適切な防腐効力 ×防腐効力不足

抗菌剤

大腸菌

緑膿菌

黄色ブドウ

球菌

カンジダ

コウジカビ

AW-N0.1%

AW-N0.01%

0.1%

0.01%

フェノキシエタノール0.1%

×

×

×

×

 

 以上の試験結果より、アパサイダーAW-N及びCはフェノキシエタノールと比べて次の優れた保存効力が認められました。

 

1.大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、カンジダ及びコウジカビに対してフェノキシエタノールの約100倍以上の防腐効力(フェノキシエタノールの1/10ほどの添加量で同等以上の防腐効力)

2.小添加量(0.01%)で大腸菌、黄色ブドウ球菌及びコウジカビに対する適切な防腐効力

3.小添加量(0.01%)で緑膿菌とカンジダに対する強い防腐効力

各菌種に対する保存効力試験

試験物質 大腸菌
 
緑膿菌 黄色ブドウ球菌
 
カンジダ コウジカビ